無職から抜け出すためにフリーランスを目指すという選択も最適解のひとつ!知っておくべきことは?

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今は無職だけどフリーランスを目指したいと考えていますか?例えばこんなことを感じていませんか?

「何をどうしたらよいかわからない」
「道のりがとても遠いと感じる」
フリーランスになっても無職と同じなのか」

結論から言うと無職からでもフリーランスになれますし、フリーランスは無職ではありません。この記事ではフリーランスが無職と扱われる理由、そして無職からフリーランスになるための方法を解説していきます。
 

フリーランスと無職と自営業の違いとは

無職

職業に就いていないことはもちろん、報酬がないまたは報酬を目的としていない事業も無職です。報酬は労働の対価だからです。例えば投資の運用益による収入や家賃収入、年金は職業に就いていないとみなされます。

フリーランス

案件ごとの契約で組織に従属しない働き方の総称です。自分でクライアントから仕事を請け負い、収入が発生すれば立派なフリーランスです。対して個人事業主は開業届を出して個人で事業を営む人のことです。税務上の所得区分でもあります。さらに、法人登記すると個人事業主ではなくなります。

自営業

自ら事業を営むことを指します。個人事業主・法人問わず広い意味を持ちます。

フリーランス人口と年収

日本における労働人口の10%にも満たない約400万人がフリーランスであることがわかっています(フリーランス白書2023調べ)。

そしてフリーランス全体の年収における中央値は約200万円です。会社員の約450万円と比べると低いように感じます。これは、副業系と独立(本業)系に分かれており、平均年収として低くなりがちな副業系の割合が多いからです。独立系フリーランスだけで見ると約400万円、副業系フリーランスは200万円未満です。特にフリーランスの中で高収入なのが技術系やコンサルタントです。この中の約8割が400万円以上を稼いでいます。次いでWeb系の中では約5割が400万円以上を稼いでいます。当然ながらスキルや資格が必要な仕事ほど収入が高い傾向にあります。

フリーランスが無職と思われない5つのポイント

なぜ無職と思われるのか

そもそも会社に勤めていないというだけで無職とされる風潮が日本にはあります。日本の義務教育は組織のための教育と言われていることがひとつの要因です。働き方の多様化は進んでいるとはいえ、会社に属さないフリーランスをまだまだ理解してくれない人もいます。

無職と思われることの問題点

収入がないとみなされ社会的信用度が一番低くなるためです。実際世の中はお金で解決できることが多くあり、人が動くことで社会の下支えになっているのも事実です。例えば収入がない人にローンは組んでほしくないし、前借りと同じであるクレジットカードも使ってほしくないため、これらの審査は通りにくいです。フリーランスは会社員より圧倒的に信用度が低いので、この点も対策していきましょう。

5つのポイントで対策

▶︎名刺の作成

素性が明確であれば信頼度もアップしますよね。活動拠点の住所や連絡先は記載が必須です。

▶︎ポートフォリオの作成

プロフィールから始まり、どのような仕事を請け負って、どれくらい仕事の実績があるかをアピールするものです。例えばホームページやSNSで発信するやり方があります。

▶︎安定収入

年収が高くて月々の収入に大きな波があるよりも、年収はそれほど高くない代わりに月々の収入が安定しているほうがベターでしょう。

▶︎確定申告

収入が発生すれば税金関連の処理が必要です。確定申告は収入証明になるため開示を求められたときでも問題ありません。

▶︎開業届の提出

個人事業主としてやっていくのもひとつの手です。届出の提出期限は事業を始めた日から1ヶ月以内なので注意しましょう。

無職からフリーランスになるには?

フリーランスで生きていくのは正直簡単ではありませんが、経歴に関わらず誰にでもなれるチャンスがある側面も持っています。とは言っても会社員、アルバイトやパートであれば職場で得たスキルを活かせられますが…

「何もないところからできるはずがない」
「仕事がなくなったらどうしよう」

とどうしても後ろ向きな気持ちが出てきてしまうのは当然ですよね。では無職からフリーランスへ転身するにはどうすればいいのでしょうか。

できることをまず探す

まずは自分ができることは何か、何で稼ぎたいかを探してみましょう。例えば、幼い頃から好きが高じて専門的な知識を身につけていることはありませんか?日常でこれだけは継続しているということは何かありませんか?

できないけどやりたいことは何か

考えてもできることがないという方もいますよね。では「興味がある」「続けられそう」という観点ではいかがでしょうか?これらの感じ方は仕事をする上で大事なことです。この場合はスクールや通信教育でスキルを習得してからが近道になります。Webライターや動画編集はスキルがなくても比較的簡単に始められるため人気があります。

最低限やっておくべきこと

業界や目指すものに関わらず基本としてこれらだけはやっておきましょう。

✔︎パソコン

✔︎ビジネスマナー

✔︎クラウドソーシングへの登録

✔︎セミナーに参加

▶︎パソコン

フリーランスになるとパソコンは必須です。ひとりで何でもこなしていく必要があるからです。今ではネットワーク経由でのやりとりが主流となっているため、単に文字や絵を入力するだけでは済まなくなってきています。どんなツールが流行りでどう使われることがあるかは知っておくと良いでしょう。

▶︎ビジネスマナー

アルバイトで接客業を経験されている方はご理解いただけると思いますが、マナーに欠ける行為はクライアントとの信用を失いかねません。基本のビジネスマナーとして「自分の素性を明らかにして連絡先を交換する」「かっこよさではなく清潔感を優先する」「相手の都合に配慮する」「感情的にならない」「迷ったり問題が発生したらすぐに相談する」を心がけましょう。クライアントにとって、無職からフリーランスになったことは仕事と無関係でプロと一緒に働くという考えだからです。

▶︎クラウドソーシングへの登録

何でも試してみることはフリーランスにとって重要です。例えばどの仕事が本当に向いているか自信がない人も含めてまずはやってみることです。自分の市場価値を把握することはひとつの指針になります。

そこでクラウドソーシングを活用して自分で案件をとる練習をしましょう。クラウドソーシングとはクライアントがワーカーを公募できるサービスです。フリーランスになってもクラウドソーシングを使います。おすすめのクラウドソーシングサービスを紹介します。

報酬が発生したときに手数料を運営側は差し引いている仕組みなので、使用料は無料でお使いいただけます。複数のサービスに登録しておくことをおすすめします。

▶︎セミナーに参加

同じ業界の人とつながるチャンスです。困ったときに相談できそうな人を探せる場所です。セミナーの内容をとにかくインプットすることも大事ですが、そればかりになってしまい、なかなか前へ進めないこともあるでしょう。ここは、セミナーへ行く目的をもう一つ増やしてみるのはいかがでしょうか。

無職がフリーランスになると得られる5つのメリット

スキルの壁はありますが、フリーランスを経験することで得られることはとても多いです。

✔︎選択肢が増える

✔︎社会的信用度が上がる

✔︎アルバイトよりも稼げる可能性がある

✔︎ビジネスの経験値が上がる

✔︎コネクションができる

▶︎選択肢が増える

今まで収入がなく諦めていたこともやれるようになります。収入がない不安から解放されることの威力は絶大でしょう。

▶︎社会的信用度が上がる

当然ですが職を手にすれば社会的信用度はぐっと上がります。ただし先に述べたとおり、会社員より低いことだけは認識しておきましょう。最近では、保険や福利厚生もフリーランス向けのサービスが充実してきています。

▶︎アルバイトよりも稼げる可能性がある

場所や時間を選ばない分、効率よく稼げることです。また、時給や日給と違い、仕事の質が高ければそれに見合った価値を買ってくれる人がいることです。そのため質を高めたり量をこなせばこなすほど報酬は右肩上がりになります。

▶︎ビジネスの経験値が上がる

自分で仕事をとって、打ち合わせをして、報酬をいただき、収支を管理して税金を納める。一連の流れを経験できることはアルバイトや会社員では経験できないことです。会社員と比べると拘束時間が少ないため経験値を上げるスピードは速いと言えるでしょう。

▶︎コネクションができる

仕事で人脈を広げられることは今後の人生において大きな武器になります。会社員の場合、人脈ができたとしてもそれは個人ではなく対会社として繋がっていることに過ぎませんし範囲は限られます。ところがフリーランスの場合は、繋がれたのは個人の力であり、様々な経営者やプロと接する機会が格段に増えます。営業も自分でやらなければならないのは正直大変ですが、その分得られるものは大きいでしょう。

無職からフリーランス、そして自営業にステップアップしよう!

まずは無職から抜け出すことが最優先です。スキルが全くない場合は多少遠回りしてでもスキルを習得してからフリーランスを目指せば結果として近道になります。初心者のうちは報酬が思うようにいただけないこともあるでしょう。でもそれは実績を積むための必要な期間です。また、試さないことには向き不向きがわかりませんから、途中で職種を変えることも考えられます。フリーランスを目指す人は会社で働くタイプではないと気づけた人です。可能性の塊です。続けていれば自分で仕事を作り出すことを思いつくかもしれません。そうなれば自営業として個人事業主または法人化にステップアップ!好きなことを軸に自由に働く生き方を手に入れてみませんか?

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