フリーランスとバイトの違いとは?それぞれのメリットやデメリット、向いている人についても紹介します

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アルバイトとフリーランスの違いとは?メリットやデメリットをはじめ、向き不向きについても紹介!

今は働き方が多様化しており、アルバイトとフリーランスのどちらで働こうか迷っている人は多いのではないでしょうか。どんな働き方が合っているのか知らないで選んでしまうと、こんなはずではなかった、、と後悔してしまうかもしれません。

働ける時間を最大限に有効活用し、効率よく稼げるように自分に合っている仕事を見つけるべきです。

そこで今回は、アルバイトとフリーランスの違いについて特徴やメリットデメリットをはじめ、働き方に適した選び方、向いている人などについても紹介します。

自分に合った働き方がまだ分からない人やアルバイトとフリーランスの違いを知りたい人はぜひ最後までチェックして、自分に合った働き方を見つけるヒントにしてください。

フリーランスとアルバイトの違いとは?

まずは、フリーランスとアルバイトの違いや特徴について比較してみましょう。

①契約の違い

フリーランスの場合は、業務委託という形で契約を行います。探し方は色々とありますが、プラットフォームとして利用されるのは、フリーランスや副業目当ての方向けのランサーズやクラウドワークスなどのサービスに登録して、契約を結び仕事を請け負うケースなどがあります。契約を結んだ仕事をこなし、納品を行えば対価として報酬をもらえる流れです。

一方、アルバイトは企業の従業員として雇用契約を結び、条件の下で働きます。与えられた仕事を決められた形で提供する契約です。このように、フリーランスは成果を約束するのに対し、アルバイトは働くことそのものを約束します。

②働き方の違い

フリーランスの魅力ともいえますが、時間や場所に縛られずフリーランス自身の好きなタイミングで仕事をすることができます。さらにフリーランスは、職種や業務内容を自分の裁量で自由に選択し、働くことができます。例えば、ライターやエンジニアはインターネット環境が整っている場所であれば、どこでも仕事をすることができます。フリーランスの中には、企業との契約上常駐する仕事もありますが、アルバイトという働き方に比べると在宅で行える仕事が多い傾向にあります。とはいえ、仕事のパートナーとなるクライアントを自分から営業という形で探す必要があります。

一方、アルバイトはどんな仕事ができるのか雇用先を選べるものの、雇用契約を結んだ時点で、勤務先や時間、職種や業務内容は、会社が決めたルールに従って働く必要があります。フリーランスに比べると、アルバイトの仕事はシフト制で、働く時間の希望を提出することができますが、制約が厳しいことが多いです。さらに、アルバイトの仕事内容として現場であるお客様対応などの対面でする仕事が多いのも特徴といえます。

③報酬の違い

先ほども紹介したように、フリーランスは自分で仕事を取りに行き、成果物に対して報酬を支払ってもらえる成果報酬型となります。そのため仕事にどれだけ時間を掛けるかで、1時間あたりの時給報酬が変わります。例えば、1500円の仕事を1時間でこなせば、時給1500円になりますが、1500円の仕事を2時間でこなした場合には、750円の時給換算になります。専門性の有無によって、そもそもの契約単価が高いため、専門領域に関わるスキルや経験がある人は、短時間で高単価な収入を得ることができます。

一方、アルバイトは比較的スキルや経験を求められることは少なく、経験者が優遇される程度で未経験から挑戦できる業務内容が多い傾向にあります。時給という形で給料が計算され支給されるため、働いた分の時給は安定して稼ぐことができます。地域にもよりますが最初は1,000円前後でスタートし、能力や経験に応じて少しずつ時給をアップすることができます。一つの仕事では収入が十分でない方は掛け持ちといわれる2つ以上の仕事先で業務を行う”ダブルワーク”をしている人もいます。

④責任の違い

フリーランスは業務委託契約という形で仕事をしているため、何か問題が生じた時にはクライアントは一切の責任を負ってくれません。仕事をする上で必要になった経費はフリーランス自身が負担しなくてはいけないし、業務中に発生した問題は自分で対処する必要があります。

一方、アルバイトは会社と雇用契約を結んでいるため、雇用元である会社が従業員の責任を負ってくれます。フリーランスの場合には自己負担だった経費も、会社が負担してくれますし、通勤時に万が一事故があった場合には、保険対応を行ってくれるケースが多い傾向にあります。従業員を守ってくれる体制は安心できます。

フリーランスのメリット

違いが理解できたところで、フリーランスのメリットをまとめてみました。

仕事をこなした分収入を増やせる

フリーランスは、営業や取引で確保した案件の数、もしくは単価が重要となります。仕事を短時間で多くこなすことができれば、効率よく報酬を増やすことができます。終わりを自分で区切ることができるため、目標金額を掲げて、時間を確保し働けばその分収入を増やせます。金額を伸ばすことができれば、次月も頑張りたい!とモチベーションを維持することができるので、収入を増やしていきたい人は魅力に感じるかもしれません。

自由で働く場所や時間をコントロールできる

会社と雇用契約を結んでいないため、好きな場所で仕事することができます。特にフリーランスで働く場合には、インターネット環境が整っていればできる仕事が多い傾向にあります。在宅はもちろんのこと、ネットカフェや図書館など仕事ができる環境さえあれば、どこでも仕事をすることが可能です。また、時間にも制約がありません。自由の好きなタイミングで働けるため、育児の合間で行う人や、本業を抱えつつ副業として夜や土日のタイミングで仕事を行う人もいます。空き時間を有効活用して働きたい人にとって、自由がきくのは嬉しいポイントです。

知見や経験を得ることができる

会社に属していたころは、お金の知識に乏しくつい無駄遣いをしてしまう人が多いです。しかし、会社の看板がなく自らが動かないと収入を得られない状況になると、自分のスキルを磨くためにお金を使うことが増え、新たな知見や経験をすることが増えます。自らをうまくアピールする営業力や宣伝力、法人向けの対応など今までやってこなかった仕事をやらざるを得ない状況に追い込み、新たな経験を積むことができるのはフリーランスならではのメリットといえるでしょう。さらに、出逢う人たちにも変化を感じられます。今まで会社を経由して同じような分野の人と交流してこなかった人は、フリーランスになることで、新たな分野に挑戦し人脈を広げていくことができます。

年齢制限なく働ける

会社との雇用契約では、定年制が設けられていることがほとんどです。稀に嘱託社員や顧問社員として働けることもありますが、今まで得ていた収入よりも減ってしまうなどマイナスな部分が多いです。さらに、定年が迫ってきた段階で転職を考えたとしても、年齢制限に引っ掛かり企業への応募もできないケースも少なくありません。反面、フリーランスの場合には雇用契約がないため、年齢制限がありません。自分が働き続けたいと感じ、取引先からも仕事を頂ければ継続できるのはメリットといえるでしょう。定年退職後はどんな過ごし方、働き方をしたいのかイメージしておくと、フリーランスという働き方が自分に合っているのかの判断材料になるかもしれません。

フリーランスのデメリット

メリットが多いフリーランスですが、続いてはフリーランスのデメリットについても、チェックしていきましょう。

仕事や収入が安定にくい

フリーランスとして働く場合、月によって仕事や収入が安定しにくい点が一番のデメリットといえます。会社に属している場合には固定給という形で、定められている給料日に毎月一定の収入が振り込まれます。対して、フリーランスは自分で請け負った仕事量に対する対価しか収入を得ることができません。収入を保証できる仕組みに関しては、ネットでも民間のサポート会社が幾つかありますが、当てにはできません。安定した収入を得るために常に仕事がある状態を保ち、常にいい案件がないかアンテナを張り続けなければいけません。月によっては、仕事量が変動し収入にも影響することもあります。フリーランスでよくあるケースですが、取引をしていたクライアントから突然契約を打ち切られてしまい、想定していた収入がなくなってしまうリスクもあるでしょう。そのため、会社員から独立しフリーランスを目指そうとしている場合には、取引先の目星をつけて収入と支出のバランスを調整していくことが大切です。

不規則な生活になりやすい

会社員と比較し、フリーランスは自由に労働時間調整し自分の裁量で仕事を進められるため、不規則な生活になりやすい傾向があります。会社員の場合は、労働時間に制約があり、就業規則に従って会社に出勤しなければいけません。例えリモートワークであったとしても、パソコンの電源をつけて仕事ができる準備を進めなければいけません。しかし、フリーランスの場合には、クライアント先と決めた期日までに仕事を終えられれば問題がありません。例え、朝遅く起きたり、真夜中に作業をしても支障がないのです。そのため、タスク管理や生活リズムのコントロールができない方は、一般的な会社員とは異なる時間で活動してしまう傾向にあります。規則正しく生活をしていないと、運動不足で体調を崩したり、座りっぱなしで肩や腰を痛めるリスクが高まります。運動不足解消のためにも、規則正しい生活を意識し、日頃から適度な運動を行うことが大切です。

コミュニケーションが減る

会社で仕事をしていると、嫌でも同じ部署の人や上司、先輩と関わりますが、フリーランスは人間関係の悩みから解放される反面、人とのコミュニケーションが減る傾向にあります。特に、リモートワークで仕事ができてしまうケースやひとり暮らしの方は、誰とも話さずに一日を終えてしまう日が増えてしまうかもしれません。また、会社員時代とは違い仕事に関わっている人がいないため、仕事で切羽詰まった時や悩みを相談したいときに、気軽に声を掛けられる相手が見つからないこともあるでしょう。必要であれば、家族や友人、元の会社の同僚など、仕事面での悩みを打ち明けられる人を作っておくことをおすすめします。

社会的信用が低くなる傾向にある

先でも紹介したように、フリーランスは収入が不安定になるリスクがあるため、社会的信用が低い傾向にあるのもデメリットといえるでしょう。例えば、クレジットカードの発行や住宅ローンの契約などの金融にかかわる審査では、安定した収入が重要となります。そのため、フリーランス自身の収入や仕事の請け負っている状況、審査内容によってはローン審査が通らなかったり、クレジットカードの発行が許可されないことがあるのは覚えておきましょう。実際に過去に発表された「フリーランス実態調査結果」では、フリーランスの1割程度が社会的信用を得るのが難しかったと回答しているようです。

確定申告や事務作業を行わなければならない

会社員であれば、会社が税金の管理や年末調整を行ってくれますが、フリーランスの場合には自ら帳簿などを管理し、確定申告や事務作業を行わなければなりません。フリーランスは仕事を継続してもらえていれば何とかなる。と勘違いしている人もいますが、税金の管理は手間がかかり、適切に手続きや処理を行う必要があります。毎月の売り上げや支出管理なども事務作業としてこなさなければいけないため、仕事とは直接関係がない作業もタスクとして管理しておくことが大切です。

アルバイトのメリット

次にアルバイトのメリットをまとめてみました。

ぜひフリーランスのメリットと比較してみてください。

経験を問われることが少ない

アルバイトは、経験不問や未経験という応募条件で仕事が募集されていることが多く、比較的簡単に仕事をスタートすることができます。初めて社会で働き始める方やスキルを磨いて実績を作りたいという人は、メリットと感じるでしょう。現場でしか学べない仕事や経験をしたい場合には、役に立つ働き方といえます。さらに、正社員と比べ定期的に職を変えたり、Wワークをして色々な職を試すことができるのも、アルバイトのメリットといえます。

収入計算がしやすい

試用期間3か月などはありますが、雇用契約を結んでいるため、一定期間は安定して働くことができます。時給も変動することがないため、週にどれくらい働き、時給はどのくたいなのかで、月の収入を計算することが簡単にできます。フリーランスの場合には、案件の数やこなした時間によって時給が変動するため、時給が固定で安定して収入を得ることができるのは魅力といえます。

責任が軽い

責任が軽いこともアルバイトの特徴です。重い責任を負いたくない、軽い気持ちで働きたいという方にはメリットになるでしょう。責任が少ないのは、短期雇用であるためで、すぐに辞めてしまうかもしれないと思われるからです。逆に長く働いていれば、正社員並みの責任を伴うこともありますが、責任に伴い給料が上がることは稀でしょう

人間関係を築きやすい

飲食店などの業種であれば周りとのコミュニケーションをとる機会が増えてきます。そのため、おのずと人間関係は築けるようになるでしょう。周りとの接点を増やしていくことで仲間同士で休日での外出なども一定の関係性ができたうえで、あり得るかもしれません。

アルバイトのデメリット

続いては、アルバイトのデメリットについても、チェックしていきましょう。

不安定な生活に陥りやすい

正社員と比較して、労働時間が同じであったとしても収入が低い傾向にあります。特に年収で比較するとわかりやすいですが、賞与や昇給、手当などの福利厚生が少ないアルバイトは、計画的に生活を行っていないと不安定な生活に陥りやすいでしょう。アルバイト先の事情にもよりますが、いつ仕事がなくなるか予測がつかず、シフトを多く入れてもらえず働く時間が減ってしまうケースもあります。毎月の収入が安定せず、掛け持ちであるWワークを検討したり、生涯で得る賃金にも大きな差が生まれるでしょう。

スキルアップが望めない

アルバイトは、正社員とは違い福利厚生の恩恵を受けられないことに加え、アルバイトの大半が責任のある仕事を任されることがないため、スキルアップが望めないのがデメリットといえるでしょう。そもそも昇給のチャンスも少なく、昇給しても10円や20円程度のため、大きな収入にもつながりません。スキルアップに繋がる経験も少ないため、任される内容も限定的になる傾向にあります。

社会的信用が低くなる傾向にある

フリーランスのデメリットと同様に、審査内容によってはローン審査が通らなかったり、クレジットカードの発行が許可されないことがあり、社会的信用が低いと実感することがあるでしょう。アルバイトも収入が安定しにくい観点から、審査に通りにくい傾向にあります。

フリーランスとアルバイトではどちらが稼げるのか

フリーランスとアルバイトの違いや特徴が分かったところで、実際はどちらが稼げるのか気になっている人が多いのではないでしょうか。優先したい項目にもよりますが、仕事で活かせるスキルをもっていれば、短時間で効率よく働いて稼ぐことができるのはフリーランスでしょう。働く時間をしっかりと確保し、取引相手となるクライアントを数社確保することができれば、実績が増え収入をどんどん増やすことができます。自分の能力を試しつつ、スキルアップをしていきたい人は、挑戦をしつつ稼ぐことができるのでおすすめです。

ちなみに、アルバイトの場合には時給が重要となります。時給単価が高ければ働いた分だけ確実に収入を確保することができます。バイトの時給ですが、2022年時点の東京都の最低賃金で、時給1,072円となっており、地方では時給800円前後といわれています。アルバイトの場合、職場に出向くための移動時間や会社規定の服装に着替える準備の時間なども別であるため、正確な時給換算をするとやや低くなる傾向にあります。

フリーランスはこんな人に向いている

フリーランスとアルバイトについて、比較してきましたが、どちらの働き方がいいのかイメージできましたでしょうか。一昔前までは、アルバイトをダブルワークするという働き方が一般的でしたが、インターネットの普及により、職種や仕事内容も種類が増え、働き方を選択できるようになったことが、分かっていただけたかと思います。

では、フリーランスに向いている人ですが、

  • 自分の空き時間を有効活用したい人
  • スキルを磨いてバリバリ仕事をして稼ぎたい人
  • ある程度仕事をコントロールできる人
  • 抜け漏れなく、タスク管理ができる人
  • 苦にならない仕事を見つけられる人
  • SNSなどの最新の情報を自分で整理できる人

こういった人たちがフリーランスという働き方でも活躍できるのではないでしょうか。

例え、すべて当てはまる!と感じていても、実際に仕事をしてみると想定していなかったトラブルが発生して、対処に困ってしまうこともあるかもしれません。

フリーランスの人は、臨機応変に仕事をこなせて、クライアントと良好な関係を築くことができるかどうかも、大切なポイントとなることを覚えておいてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、アルバイトとフリーランスの違いについて特徴やメリットデメリットをはじめ、働き方に適した選び方、向いている人などについて紹介してきました。

自分が求めている働き方とはどんなものなのかイメージして、優先順位をつけてみることをおすすめします。ゆっくり整理してみると、時間はどれくらい確保できるのか、稼ぐことが重要なのかなど気付けていなかったことを再確認することができます。

アルバイトもフリーランスも、どちらもメリットデメリットがあるため、本記事を参考に比較しながら、どんな働き方がベストなのか、自分と向き合ってみてはいかがでしょうか。

https://cyvate.co.jp/magazine/?p=1433

投稿者プロフィール

松田勇
私は10年以上にわたり、デザイナーとしてのキャリアを積んできたフリーランスデザイナーです。デザインの魔法に魅了され、クリエイティブなアイデアを実現することが私の情熱です。
さまざまなデザインプロジェクトに携わり、ロゴ、ウェブ、印刷物、パッケージなど、多岐にわたる分野での経験を積んでいます。美しさと実用性を融合させ、クライアントのビジョンを実現するお手伝いを心から楽しんでいます。
クライアントとの協力を大切にし、オープンなコミュニケーションを通じて共にプロジェクトを築き上げます。納期を守り、高品質な成果物を提供することをお約束します。
私のデザインはビジネスに魅力を与え、ブランドを輝かせます。クリエイティブなアプローチと柔軟性を大切にし、クライアントの期待をいつも超えることを目指しています。一緒に素晴らしいプロジェクトを実現しましょう。

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