フリーランスの時給っていくら?報酬を時間で割ったときの単価を効果的に上げよう

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「会社員だと給料の上限が分かっている」

「どれだけ成果を挙げても急に給料は上がらない」

会社員の方でこのように悩んでいる方はいませんか?また、フリーランスの方でもなかなか収入が上がらず困っている方もいるでしょう。

この記事ではフリーランスのさまざまな職種における時給(時給換算した報酬)を紹介しています。報酬アップの方法も紹介していますので、フリーランスの時給が気になる方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

フリーランスの職種別の時給の相場はどのくらい?

フリーランスの報酬の相場はどの程度でしょうか?代表的な職種を取り上げ、職種別に解説しています。

エンジニア

エンジニアの時給相場は2,600円〜になります。高いと5,000円以上になる方もいるでしょう。

エンジニアはスキルの深さ・豊富さや、対応できる言語が収入に直結する仕事です。反対に考えればスキルさえあれば、あとは営業すると案件を獲得できます。また、今後IT人材は不足していくといわれています。世の中のトレンドを捉えつつ、日々研鑽する努力を怠らなければ、対応できる案件は豊富にあるでしょう。

デザイナー

デザイナーの時給相場は2,500円〜になります。高いと5,000円以上になる方もいるでしょう。

デザイナーの案件のうち、たとえばロゴデザインなら1件1万円〜、バナーデザインなら1件5,000円〜、Webデザインなら1件5万円〜程度が目安といわれています。

一見単価の安いロゴデザインでも2時間で終わらせれば時給換算すると2,500円になります。反対に単価の高い案件でも、作業時間が長くなればどんどん時給は下がるため注意が必要です。

https://cyvate.co.jp/magazine/how/article-1433/

ライター

ライターの時給相場は2,000円〜になります。高いと5,000円以上になる方もいるでしょう。

ライターの案件のうち、たとえばSEO記事なら1文字1円〜3円、取材記事や専門性の高い記事なら1記事2万円〜、LPなど売上に直結する記事になると1記事10万円を超えるような記事もあります。

ライターの仕事においても、単価の高さも大切ですが作業時間も大切になります。時給を上げるには双方のバランスが大切です。

動画編集者

動画編集者の時給相場は1,000〜になります。高い人は10,000円以上になる方もいるでしょう。

動画編集者の報酬は動画1本ごとの支払いになります。初心者だと1本5,000円〜10,000円程度ですが、経験とスキルを積んで良いクライアントと巡り会えれば、1本の動画で100万円を超えることもあるといわれています。ただし、それ相応のクオリティと長さが必要になるため、注意が必要です。

フリーランスの時給の決め方

フリーランスの時給を、どのように決めれば良いでしょうか?以下に2つの方法を示します。

相場の単価を参考にする

はじめに考えるのは相場価格です。職種別、レベル別におおまかな単価感があります。同業者のフリーランスに時給を聞いて、単価感を掴んでおくことが必要です。

相場より低い単価を提示した場合、クライアントから案件を獲得できるかもしれませんが、フリーランスが損をします。反対の場合、案件さえ獲得できればフリーランスは金銭的に潤いますが、そもそも必要以上のコストをかけてフリーランスに発注するメリットはないでしょう(どうしてもそのフリーランスしかできない案件など、特殊な場合を除く)。

稼ぎたい金額から逆算する

あまりオススメできないかもしれませんが、フリーランスが稼ぎたい金額から逆算して時給を決める方法もあります。一律、相場の時給を採用するよりも報酬が上がる可能性があるでしょう。

しかし、クライアントの立場になってみれば個々のフリーランスが稼ぎたい金額など関係ありません。客観的な見方をすれば、フリーランスの独りよがりな考え方とも言えるでしょう。フリーランスに相場より高いスキルがあり、クライアントがそのスキルを必要としていたときに、結果としてフリーランスの希望時給になるかもしれません。しかし、それはあくまでもクライアントを満足させられた結果であり、フリーランスが稼ぎたい金額から逆算するのとは、まったく意味が異なります。

https://cyvate.co.jp/magazine/how/article-1420/

フリーランスの時給を決めるときに気をつけるべきポイント

それではフリーランスが時給を決めるとき、どのようなポイントに気をつければ良いのでしょうか?

単価交渉は慎重に

既存のクライアントと単価交渉を行う場合があるかもしれません。単価交渉は時給を上げられるかもしれないチャンスです。しかし、それは双方に一定程度の信頼関係があることが前提なのです。

信頼関係もないうちに単価交渉をすると、最悪の場合、単価交渉の話を出した時点であまりよくない印象を持たれるかもしれません。信頼の度合いは目に見えないものなので、単価交渉は慎重に行いましょう。

クライアントのメリットを示す

時給の決め方の話でも触れましたが、時給を決めるときはフリーランスの独りよがりではいけません。必ずクライアントにもメリットが必要です。

それは単価交渉でも同じ。今後、◯◯のような困りごとを解決できる、売上や採用の問い合わせ数をアップさせられるなど、信憑性がありクライアントが納得できる条件を提示しましょう。

ただし、中にはスキルや実績のわりに今まで低単価で案件を請けてきたため、単価をあげてほしいという要望が通る場合もあります(あくまでもクライアントを納得させられれば)。

フリーランスの時給を上げるポイント

フリーランスはどのように時給を上げれば良いのでしょうか?

高単価かつ手離れが良い案件を獲得する

単価が高く手離れが良い(作業時間)が短い案件を獲得できるのがもっとも良い選択でしょう。しかし、このような案件を見つけるのはなかなか苦労がいります。

単価は目に見えるため、高単価の案件を見つけるのはそれほど難しくありません。しかし、その案件を短い作業時間でこなせるかは、慣れも必要になってくるためやってみないと分からない部分があります。

ただし、一定程度のスキルや実績がないとそもそも高単価案件を獲得するのが難しいでしょう。

低単価かつサイクルを回せる案件を獲得する

報酬は案件の単価×こなした数で決まります。つまり、低単価の案件でも作業時間を短くできれば、一定程度の報酬を稼げます。高単価案件を獲得できないと悩んでいる方は、既存の案件のサイクルを早めることを一度考えたほうが良いかもしれません。

早く作業するコツは案件の単価によらず共通する部分があります。一度抑えておけば、高単価の案件を受注できるようになったときに、活かせるノウハウになるでしょう。

単価交渉にこだわらず、条件の良いクライアントを探す

単価交渉ではクライアント・フリーランス双方がシビアな話をするため、疲弊する方もいるでしょう。しかも、前述の通り関係性によっては単価交渉の話を持ち出すことそのものにリスクがあります。それほど、気の重い交渉ならいっそのこと単価交渉などせず、より条件の合うクライアントを探した方が良い場合もあるでしょう。

そもそもフリーランスは、限定されたクライアントを半永久的に抱えるわけではありません。全体的に報酬を上げていく場合、単価の安いクライアントの仕事を断る必要も発生してきます。どんどんクライントを乗り換えていく感覚を持っていた方が良いかもしれません。

まとめ

この記事では職種別のフリーランスの時給と、時給アップの方法を解説しました。職種にもよりますが、フリーランスの報酬を時給換算するとはじめはそれほど高くありません。しかし、フリーランスを続けていく中で身に付けるスキルや実績、それに人脈のおかげで時給が上がることもあるでしょう。ただし、独りよがりな時給の考え方や単価交渉は危険です。あくまでもクライアントのことを考えて、クライアントにもメリットのある提案をしましょう。

時給アップのためには、まず現時点の時給を知ることが大切です。案件の単価を作業時間で割って、自分の時給を計算してみましょう。

投稿者プロフィール

廣石健悟
廣石健悟
12年の会社員経験(メーカーの機械設計など)を経てフリーライターになりました。会社員の良さ、フリーランスの良さそれぞれを実際に体験しています。記事執筆の他にインタビュー、取材(写真撮影含む)もできます。

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