フリーランスが幸せな結婚をするために必要な事前準備とは?

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フリーランスという働き方が広がってきた現代において、自由な人生を歩むという選択肢が増えたのは大変喜ばしいことです。経済的自由を目指して邁進することで、家族や友人と楽しい時間を過ごしていきたい。そう考える人も多いでしょう。

この記事では、フリーランスとして力を発揮しながらも幸せな結婚を目指していける事前準備について解説します。

なぜフリーランスでの結婚が難しいと言われているか

フリーランスとして働いていると結婚が難しいと言われる理由はいくつか挙げられます。まずは社会的地位が低いという認識をもたれやすいということです。公務員や会社員など組織に属して仕事をしていると、安定した収入が継続して得られると考えられ「社会的地位」が高いと評価されやすい傾向にあるようです。働き方が自由化してきたとはいえ、まだ仕事が不安定で、いつ仕事がなくなるか分からないという見方をされているのでしょう。

とはいえ、フリーランスでも年収は800万円以上の割合も18.9%にのぼるなど(フリーランス白書,2023)、少しずつフリーランスの地位も向上しつつあることも事実です。

では、次にフリーランスをしながら結婚を考えているみなさんへ、フリーランスとして結婚するメリットとデメリットを解説します。

フリーランスとして結婚するデメリット

結婚に対するマイナスイメージとして挙げられるのが「社会的信用の低さ」「収入の不安定さ」「子供を保育園・幼稚園に入園させる際不利になることがある」

社会的信用の低さ

フリーランスや個人事業主は社会的な信用を得ることに苦労します。例えば、「住宅や車を購入する際のローン審査に通りにくい」といったことが考えられます。

他にも、賃貸物件を借りる際に年収が低いと審査を通過できない可能性も出てきます。この点は先ほども説明したように、会社員は安定した収入を得られるため、困ることは少ないでしょう。

収入の不安定さ

私も副業フリーランスをはじめてから感じたのですが、仕事の提案をしていても即受注というわけにはいかず、仕事を得るまでにも時間がかかります。その分はじめて仕事を受注できたときの喜びも大きいものですが、結婚して2人分の生活費を稼がないといけないと考えるパターンだと仕事における先の見通しがなかなか見えないのは大きな不安につながってしまうでしょう。また、会社員は有給などの制度がありますが、フリーランスはそういった制度はなく、体調を崩して仕事ができない日があると収入の増減が生じます。そういった不安定さがあることもデメリットと考えられるでしょう。

子供を保育園に入れる際に不利になることがある

フリーランスになると時間に融通がきくこともあり、在宅で仕事ができるということから保育園への入園の選考をする際に、宅外勤務よりも不利になることがあるようです。

とはいえ、自治体ごと基準が違いますし、就労証明書を提出することで保育園に入園出来た例もあります。必要な書類や詳しい書き方が説明されているのでこちらも参考にしてみてください(【就労証明】フリーランスでも保育園に入れた!私が提出した書類一覧【テンプレ公開】 | 共働き夫婦の実況中継!〜出産から保活まで〜 (jikkyo-maternity.com))。

フリーランスとして結婚するメリット

デメリットを読むとやっぱりフリーランスに結婚は無理なのかしらと思うかもしれませんが、これからメリットを解説しますので、一緒にみてみましょう。

時間の融通がきく

フリーランスや個人事業主は基本的に時間の融通がきくことが多いと言われています。これは結婚相手の生活リズムに合わせることができるという点で大きなメリットです。例えば、私の友人のフリーランスの奥様は看護師で夜勤をしており、家事をすることが難しい状況なのですが、友人が労働時間を調整して家事に協力的であるため、幸せな結婚生活を送っていると聞きます。また、時間の融通がきくことでパートナーと休日も合わせやすいため、一緒に出かける時間を作ることもしやすいですね。 

経費で支出をコントロールできる

会社員にはない意外な特典がフリーランスにはあります。それは、経費で支出をコントロールできることです。経費とは事業をしていく中で支出した費用のことです。

経費として計上できるのは、「移動費用(タクシーや新幹線)」「飲食代」「スマホ料金」など。自分が仕事をする中で使用したものが経費になるのであれば、確定申告等で結果的に支払う税金も抑えられるので、結婚生活では大きなメリットと考えられるでしょう。

ただ、経費になるためには、事業に関係していることと、その支出が売り上げに貢献していることが大切なので、なぜこの経費が必要であったのかを説明できるように準備をしておきましょうね。

では次にフリーランスが結婚前にしておく準備について見ていきます。

 

フリーランスが結婚前にしておく事前準備とは

フリーランスが結婚するには、一般的な社員とは違う努力が必要になる場合があるので、代表的なものを紹介します。

自分の実力や技術を磨き続ける

フリーランスは自分のスキルを武器にしてサービスを提供し、その対価として報酬を得ます。私はWEBライターとして仕事をしていますので、信頼して記事を任せてもらえるようにライティング技術を高めるために日々文章を書いていますし、専門的な資格を取得するために学び続けています。ご自身の強みがある方ならばそのスキルをさらにブラッシュアップさせたり、新たなスキルを習得するための自分磨きの時間を用意する必要があります。最新の情報を常に取り入れられるような姿勢を作って、成長し続けることが大切です。

 

貯蓄をしておく 

これは、一般的な会社員でも必要なことかもしれませんね。フリーランスは毎月決まった給料が入ってくるわけではないため、計画的な貯蓄が必要です。

また、フリーランスは税金の支払いによる支出もあります。税金納付のために必要な手元資金については貯金として手元に確保しておく必要があるのですね。また、傷病手当の支給がないため、けがや病気をしたときに仕事ができなくなってしまうと自分の手持ちで生活をしないと行けなくなるリスクも考えておかなければなりません。目標としては自分の年収額程度の貯金があると安心です。

フリーランスが知っておくべき税金の知識とは

 

フリーランスとして、結婚に感じる不安なことはたくさんありますが、適切な事前準備ができていれば、結婚後の生活を安定させやすくなります。フリーランスが知っておくべき税金は主に「所得税」「消費税」「住民税」「個人事業税」「固定資産税」の5つです。

詳しく知りたい方は下記記事を参考にしてみてください。

フリーランスの税金って種類 | 所得税や節税方法、経費や税金対策のコツを解説! (freelance-start.com)

特に所得税については支出を抑えることが出来れば節税につながりますので、経費や控除を把握して申告していくことが大切です。

まとめ 

今回はフリーランスが結婚を目指すために必要なことを解説してきました。まだまだネガティブなイメージがあるかもしれませんが、適切な準備をすることで幸せな結婚をすることはできます。

この記事が皆様のこれからの人生のヒントになれば幸いです。

 

 

 

投稿者プロフィール

松田勇
私は10年以上にわたり、デザイナーとしてのキャリアを積んできたフリーランスデザイナーです。デザインの魔法に魅了され、クリエイティブなアイデアを実現することが私の情熱です。
さまざまなデザインプロジェクトに携わり、ロゴ、ウェブ、印刷物、パッケージなど、多岐にわたる分野での経験を積んでいます。美しさと実用性を融合させ、クライアントのビジョンを実現するお手伝いを心から楽しんでいます。
クライアントとの協力を大切にし、オープンなコミュニケーションを通じて共にプロジェクトを築き上げます。納期を守り、高品質な成果物を提供することをお約束します。
私のデザインはビジネスに魅力を与え、ブランドを輝かせます。クリエイティブなアプローチと柔軟性を大切にし、クライアントの期待をいつも超えることを目指しています。一緒に素晴らしいプロジェクトを実現しましょう。

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