フリーランスに向いている人の3つの特徴!活躍できる業種や自由業のメリットも紹介!

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働き方が多様化され、よく聞くようになったフリーランス

「時間や人間関係にとらわれず自由に働ける」として魅力を感じている人も多いのではないでしょうか。

しかし、フリーランスと一口に言っても高度なスキルを必要とするものや未経験で始められるものなど、業種はさまざま。さらにはフリーランスとして独立するにあたって、性格的な向き不向きもあります。

そこで本記事では、フリーランスに興味がある方に向けて、フリーランスに向いている人や稼ぎやすい業種、未経験でもフリーランスで稼げるかどうかについて解説していきます。ぜひ参考にしてみてください。

フリーランスとはそもそもどんな職業?

フリーランスとは、会社や団体などに所属せず、業務委託契約(請負契約)により個人で働く人を指します。日本では自由業とも表現されることもあります。

実際にフリーランスという業種はなく、フリーターなどと同じく働き方を指している言葉のため、職種もさまざまです。

基本は自分のスキルに対して依頼を受け、1つの案件や期間ごとに報酬を得るのが一般的です。案件を得るためにクラウドソーシングサイトやエージェントサービスに登録します(無料の場合もあり)。そして、希望の案件を検索して条件を比較し、自分で応募するのです。フリーランスと名乗るのに資格や条件はないため、誰でも自由に名乗れるのが特徴です。働く場所にも制限を受けないため、自宅(在宅)や旅行先においてリモートで働くフリーランスもいます。特に海外で生活しながら仕事するのは、フリーランスのメリットを最大限活用した方法でしょう。しかし、海外でのコミュニケーション能力も問われるため語学力がないと簡単ではなく、不安に感じることもあるでしょう。

フリーランスと個人事業主の違いは?

フリーランスと似たワードに個人事業主が挙げられます。しかし、フリーランスと個人事業主の違いを答えられる人は少ないのではないでしょうか。

フリーランスと個人事業主の違いは、税務上で区分されているかどうかです。以下に違いを示します。

フリーランス・・・会社や団体に所属せず個人で仕事を請け負っているが、開業届を出していない、または法人化している個人もこれに当てはまる。

個人事業主・・・開業届を出し、税務上の区分がされている。法人化など会社の設立を行わずに、個人で仕事を請け負う。

個人事業主は、税務署に開業届を提出することで税務上の区分がされています。一方でフリーランスは、働き方を指す言葉で少々ややこしいですが、開業届を出した時点でフリーランスが個人事業主に代わるということです。開業届を出し、税務上の区分がされているかで呼び方が変わります。違いを理解しておきましょう。いずれにしても大きな責任感が必要なことには変わりありませんので、注意しましょう。

また同じ分野にはりますが、副業や兼業の意味合いについても紹介しておきます。

副業・・・本業とは別に仕事を掛け持ちしていることをいいます。本業がメインで、空いているすきま時間など行う仕事が副業となります。とはいえ、明確な比率の目安などは定義されていません。また、本業が忙しくなると副業の時間が変化します(少なくなります)。

兼業・・・本業とは別に仕事を掛け持ちしていることをいいます。よく複数の仕事をしているのかが注目されがちですが、本業以外の仕事が一つでも複数でも関係なく、本業とは別に仕事を行っていれば兼業という扱いとなります。また、兼業の場合、ほかの仕事との比率は同等になっていることが多いです。

どちらも「本業以外にも仕事をもっている」状態のため、よく言葉の使い分けに困っている人は多いのではないでしょうか。実際に明確なバランスは定義されていないので、違いは分かりにくいものとなっています。あえて違う項目を挙げるとすると

  1. 本業とのバランス
  2. 稼働時間
  3. 収入

となります。副業はあくまでも本業がメインとなっているため毎月仕事にかける時間や収入も少なく、副業の目的が営利以外の場合もあります。スキルアップや自分の能力を試したいなど、自己啓発やマインドを大事にしているケースも多くあるのです。

一方で兼業は、本業以外の仕事を同時並行して掛け持ちしている状態のため、すべての仕事に同等の時間や収入、労力をかけている傾向にあります。よくあるケースが、本業は会社員で会社に勤めながらフリーランスとして本格的に仕事を持っている人です。この場合、事業拡大(収入増)を目的に仕事をしているのも大きな違いといえます。いずれにしてもこれからはさまざまな形(働き方)で自分の存在感を示す時代になるでしょう。

フリーランスの業種は豊富にある

フリーランスは、自分のスキルを提供し報酬を得る業種です。国税局では例として、医師、弁護士、作家、俳優、プロ野球選手、外交員、大工などを挙げています。

その他にもフリーアナウンサーや、フリージャーナリスト、YouTuberなどもフリーランスに分類され、その業種は実にさまざまなことが分かります。

フリーランスで活躍しやすい業種

では、フリーランスとして活躍しやすいのはどのような業種でしょうか。多くある業種の中でも、パソコンとインターネット環境さえあれば仕事を始めやすいWebライターやブロガーは、スキル不要で始められると幅広い世代から人気があります。

Webライター

Webライターは、Web上のコンテンツを作成する仕事をします。1文字〇円や1記事〇円といった依頼が多く、初心者歓迎の案件も多くあるため、パソコンさえあれば未経験でも始めやすいと人気がある業種です。経験を積むとライティング以外にも取材や写真撮影、編集や校正、ライターの進捗管理などを担当するディレクターに転身するケースもあります。出版社などの経験がある人がフリーランスに転身するケースや未経験から初める人など、入門のハードルが低いため多くの人が参入しています。ただし、業界未経験者が新規参入して経験者と同じ土俵で戦っていくには、相応の覚悟と経験が必要です。

動画編集者

近年、YouTubeやその他SNS動画コンテンツの普及に伴い、需要が高まっているのが動画編集者です。未経験から目指す人も少なくなく、独学で学べる書籍やオンラインスクールも多く開講されています。特別な資格は不要で、スキルさえ身に付ければ動画編集者として活動できます。副業として、少しずつスキルを身に付けていく人が多いので人気のある業種の一つといえます。

システムエンジニア

エンジニアには、システムエンジニアやゲーム系のエンジニアなど、一口に言い表せないほど幅広くあります。スキルも専門的になるため、一旦は企業に所属して経験を積んだのちに独立する人も多くいます。システムエンジニア(SE)は、上流工程と呼ばれるシステムの要件定義や設計などを担当しており、プログラマーはSEが設計を元に、プログラミング言語を使用して実際に構築・運用を行っています。システム開発というくくりで混同されがちですが、担当する工程が異なることは覚えておきましょう。

プログラマー

フリーランスプログラマーは、ITシステムやWebサイト、ゲーム、スマホアプリなどの開発に携わり、設計や仕様をもとにコードを書いてプログラムを組んでいく仕事です。フリーランスプログラマーとして活躍するためには、プログラミング言語を理解し、知識だけではなく、実績と経験を積む必要があり、専門性が高い仕事だといえます。昨今、IT化やデジタル化が進んでいることもあり、フリーランスプログラマーが活躍できる場が増えています。案件は様々で、SEの設計を元に、必要な動作に適しているプログラムを作成したり、システムを実現していくシステム開発やWebサイトの構築や開発をしていくWeb開発、普及率が高いスマートフォンを対象とした、iOSやAndroidなどのスマホアプリ開発案件も年々増えています。専門性が高ければ高いほど、案件の単価も高くなる傾向にあります。

Webデザイナー

Webデザイナーとは、Webサイトのデザインを行う人のことを指します。機能的な構成とサイトの雰囲気に合ったデザインを提案し、実際にコーディングを行う役割を担っています。クライアントが求めるWebサイトを実現するために、クライアントからヒアリング、競合サイトの分析、調査、コンセプトや構成を決めるサイト設計などを行い、先方の課題を解決する企画と情報設計を行います。この前提に注力した結果、魅力的なビジュアルを制作・提供することができます。

通訳・翻訳

通訳者は、日本語と他国語といった違う言語を話す人の間に入り、会話をスムーズに行うサポートをします。報道系の通訳や企業の会談や講演会、観光ガイドや裁判での通訳などその活動の幅は広く、人のサポートを行うことが根本にあるため、やりがいを実感しやすい業種です。通訳といっても案件ごとに分野が異なるため、事前に情報収集や業界理解を深める時間を設けることが必要です。日頃から専門用語を勉強し、業界のトレンドにも敏感になっておくと通訳中に焦ることなく対応することができるでしょう。また、通訳者は”声”も大事にしなければいけません。相手が聞きやすい声をキープするために日頃から喉のケアにも注力しておかなければなりません。

SNS運用代行

SNS運用代行は、企業や個人のSNSを当人に代わって管理・運用し、顧客にアプローチしたりマーケティングを行う仕事です。マーケティングと聞くと難しい印象を持ちますが、クライアントから指定された内容を投稿するだけの仕事などもあります。上級者になっていくと投稿内容の企画・制作・投稿・フォロワーへの返信など、対応できる範囲が広がります。昨今SNSがもつプロモーション効果に期待する企業が多い反面、企業の担当者やブロガーにとってはSNS継続運用が難しかったり、効果的なプロモーションができていないケースが少なくありません。そのため、ターゲット層の特定から企画立案、SNSへの投稿・コメントへの返信やコメントの監視・報告、広告の出稿・運用、SNS運用状況の報告など、クライアントが代行してほしい仕事は多岐にわたります。

フリーランスで働くメリット

フリーランスで働くメリットには、このような点があげられます。

働く場所や時間にしばられない

毎日固定されたスケジュール通りに出社しなければならない会社員と異なり、フリーランスは自分の好きな場所で、好きな時間に仕事が出来ます。例えばWebライターやブロガーであれば、PC1台でどこでも仕事に取り掛かれるため、電車移動の途中や旅先など自由に好きな場所で働けます。フリーランスは、顧客と決めた納期に商品(成果物)が間に合うことが重要です。クライアントと約束している納期に間に合えば業務上問題ないため、平日や休日にとらわれることがありません。時間や場所にしばられない、自由な働き方ができます。

人間関係に気を遣わなくていい

企業や団体に所属していると、人間関係でトラブルが起きてしまったり合わない人が出たりしても、我慢して働き続けることになります。しかし、フリーランスは個人で仕事を請け負うため、周りとの付き合いを最小限に減らして働けます。基本的には1人で作業する時間の方が多いため、他人とコミュニケ―ションに気を遣う必要がなくなります。

上限なく収入アップを目指せる

会社勤めの場合、収入アップのタイミングは基本的に昇進時に限られます。しかしフリーランスは、安定した収入を得られないデメリットもありますが、自分の頑張り次第でどこまでも収入アップを目指せます。月の収入目標を掲げて、頑張ることが好きな方には向いているといえるでしょう。案件ごとの報酬ということで計算もしやすく、自分が頑張っただけ返ってくる点はモチベーションも保ちやすく大きなメリットといえます。

仕事を選びやすい

会社員として勤めていれば、どうしても決められた部署・職種・業務内容、所属する人々など制限を強いられることが多いです。興味がある仕事をがあったとしても、そこに挑戦するまでには時間を要するケースが多く、我慢するのがもったいないと感じている人もいるでしょう。

その点、フリーランスの場合には仕事の内容を自分で判断し決定していくので、やりたい仕事に携わるまでの時間を短縮できるのはメリットといえます。さらに、仕事に対する対価に自分が納得できるのかどうかで、仕事を請け負わないという選択肢ができるのも特殊といえるかもしれません。

フリーランスが向いている人の特徴

フリーランスが向いている人の特徴を3つ紹介します。

仕事とプライベートを分けられる人

フリーランスは会社に縛られることなく自分のペースで仕事が出来ますが、規則がない反面、自分で考えて自分で実行する自己管理能力が必要です。

好きな時に好きな場所で働けるのは大きなメリットですが、自宅で作業している人は特に、仕事とプライベートの境界線を引いておく必要があります。

フリーランスは仕事の受注からスケジュール管理、納品までを基本1人で行うため、仕事とプライベートを分けて、自己管理をしっかりと行える人が向いているでしょう。

行動力のある人

フリーランスは、圧倒的なスキルがあれば相手側からスカウトを受けたり、慣れれば継続して案件を受注できたりすることもあります。しかし基本的には自ら営業活動をして案件を獲得していく必要があるため、行動力がある人はフリーランスに向いています。

案件獲得には、クラウドソーシングサイトやエージェントサービスを利用する、企業に自分を売り込み直接契約を交わす、人脈を利用して紹介を受ける方法などがあげられますが、いずれも行動力が必須です。

フリーランスとして仕事をする場合、業務は1人で当たることが多いでしょう。しかし、同職同士の交流会、顧客との会食など人同士の繋がりが必要な場面も出てきます。そういった場への参加は強制ではありませんが、実際に同業者同士のコミュニティや既存の人脈から新たな仕事先を紹介してもらう、というのはよく聞く話です。

フリーランスが同業者と差を付けて、生き抜いていくためにはあらゆる出会いの場に積極的に参加し、日頃からコミュニケーションを取りながら人とのつながりを大事にしていく方法は有効です。そのために、人より行動力があることは適性があるといえるでしょう。

計画性や柔軟性のある人

フリーランスは、個人で仕事を受注して納期までに成果物を納品します。納期までに確実に仕上げるためには、自分で進捗管理を行なう必要があります。

もしも納期までに間に合わない場合、クライアントに多大な迷惑をかけてしまいます。そしてクライアントからの信頼が無くなったり、その口コミが他社に伝わり新規受注のさまたげになったりする可能性も。

さらには、クライアントから追加の要望や思わぬトラブルに出くわす場面に遭遇し、柔軟に対応しなければならないことも出てくるでしょう。

そのため、個人で責任を持って納品まで管理できる計画性や、トラブルにも即時に対応できる柔軟性がある人が、フリーランスに向いているといえます。

「稼ぐこと」にコミットできる人

フリーランスになる目的は人それぞれかもしれませんが、「稼ぐこと」を目的にしている人は少なくないでしょう。フリーランスはどこか気軽だと受け取られる場合もありますが、本質的には会社を経営しているのと変わりません。そのため、営利を目的にしています。

目的は手段と異なります。「目的を達成するにはどうすればよいか?」と有効な手段を考えては失敗し、失敗しては改善してというサイクルを繰り返します。失敗すれば、なぜ失敗したのか?成功すれば、なぜ成功したのか?と、常に考える必要があるのです。

「稼ぐこと」にコミットすれば、それまでの習慣を変える必要もあるでしょう。たとえば、それまでテレビを見ていた習慣をやめたり、無意味(だと自分で感じている)な飲み会に参加するのをやめたりする必要があります。場合によっては、これまでの楽しみがなくなることもあるでしょう。

もちろん限度はありますが、フリーランスのあなたが今すべきことは娯楽のために時間を浪費することではありません。自分の人生の時間をお金に変えて、少しでも売上を立てることなのです。このように目的を達成するためには(何かを得るためには)、一時的であれ何かを捨てなければならないこともあります。

このようなことに耐えられない人は稼ぐことにコミットできず、フリーランスとして成功するのは難しいかもしれません。

いろいろなことに興味を持てる人

フリーランスは自らが属する業界のことだけを理解していればよいわけではありません。クライアントの業界のことや、新しいビジネスのことなど幅広い範囲にアンテナを張り巡らせて情報をキャッチする必要があるのです。場合によってはビジネスだけでなく、行政の取り組みやボランティア活動が仕事のヒントになることもあるでしょう。知識として得るだけでなく、実際に参加して体を動かすからこそ得られる情報もあります。

このように人生のさまざまな経験が、仕事につながるのがフリーランスのメリットの一つです。そのためには、普段からさまざまなことに興味を持ち、気になるイベントなどがあればすぐに参加するフットワークの軽さも必要です。

仕事のアイデアはどこに転がっているかわかりません。また、仕事は誰が持ってくるかもわかりません。普段からさまざまなことに興味を持ち続けることが、フリーランスとしての人生の幅を広げてくれるでしょう。

フリーランスに向いていない人の特徴

反対にクライアントに向いてないのは、どういった人でしょうか?

クライアントの方が立場が上だと勘違いしている人

会社員から独立してフリーランスになった人の中には、「フリーランスよりクライアントのほうが立場が上」と勘違いしている人もいるかもしれません。基本的にフリーランスはクライアントの意向に沿う形で仕事をして、報酬を払うのもクライアントであるため、このように感じることもあるでしょう。しかし、実際は(少なくとも建前上は)クライアントとフリーランスは同等です。

たとえば受注したい案件があるとき、フリーランスであるあなたにとっては、その売上がないと困るかもしれません。しかし、反対にクライアント目線になると、フリーランスにその仕事をやってもらわないと困ると思っているかもしれません。

日本人の中には「お金を払う方が偉い」と思っている人いるようですが、特にB to Bの世界ではそうではありません。たしかにフリーランスは仕事をしないと売上が立たずに困りますが、クライアントもフリーランスに仕事をしてもらわないと困るのです。

しかし、これを建前上の関係ではなく実際の関係として構築するには、フリーランスとして力を付けていく必要があります。あなたには十分なスキルと経験があり、仮に特定のクライアントからの仕事を受注しなくても、自らのビジネスには関係ない。このような状況まで成長できれば、建前上ではなく実際の関係としてクライアントと同等の立場になれるでしょう。

適切なリスクを取れない人

会社員経験のある人、それも大企業に勤めていた人の中にはビジネスに「100%の安全」を求める人もいるかもしれません。つまり、そのビジネスが100%成功するとわかってからでないと行動できない人です。このアプローチは一見、リスクがないため失敗しなくてよいのでは?と思えるかもしれません。

たしかにリスクを極限まで排除すれば、失敗する確率は非常に低くなるでしょう。しかし、フリーランスの世界では失敗と成功は表裏一体ということも少なくありません。リスクを極限まで排除して失敗の確率を下げるということは、同時に成功の確率も下げているのです。

フリーランスはすべて自己責任です。そのため、失敗しても誰かから失敗そのものを咎められることはありません。もちろんクライアントへ迷惑をかけないことは大切です。しかし、失敗しないことよりも、失敗してもきちんとリカバリーすること、あるいは次回にきちんと成功することの方が大切なのです。

クライアントも順風満帆にビジネスを展開してきたわけではないでしょう。そのため、フリーランスの多少の失敗には目を瞑ってくれる経営者もいます(経営者の人間力にもよりますが)。そのため、失敗を恐れず(でも失敗したら自分で責任を取る)、どんどんチャレンジしていくことが大切なのです。

失敗のうえに成功を積み重ねることで、結果的に「稼ぐこと」にコミットすることにもなります。

人とまったく関わりを持ちたくない人

フリーランスは働く場所も時間も自分で決められます。そのため、人に会うかどうかも自分で決められるのです。さまざまな性格の人がいるため、フリーランスの中には他人との関わりをもちたくない人もいるでしょう。しかし、それではフリーランスとしての成功は遠ざかってしまいます。

フリーランスに限らず、仕事は基本的に人が運んでくるものです。クラウドソーシングサイトやエージェントサービスなど、インターネットで仕事を受注できるチャンスも増えましたが、それができるのはインターネットの向こうに人がいるためです。

そのため、リアルでの人脈を増やすと、仕事がやってくる確率が高くなるのです。しかも、リアルに会ったことのある人なら、こちらの人となりをわかってくれます。もちろん相性はありますが、気に入ってもらえれば次回以降も指名で仕事が入ることも十分考えられるのです。

また、前述の通りフリーランスはさまざまな人生経験を積むと仕事の幅が広がるものです。しかし、1日は24時間しかなくいつ寿命がくるかわからないため、生きている中で自分が経験できることなど、たかが知れているのです。

しかし、多くの人とつながりを持つことで、多くの人の考えや経験を耳にする機会が増えるでしょう。それはすなわち、多くの人の人生を垣間見て疑似体験することになるのです。そのように自分が直接経験できないことを、他の人から聞く話で補うことで、より豊かな経験を得られるのです。

フリーランスは職務経験未経験でも稼ぐことはできる?

結論からいうと、フリーランスとして働くためにその職種の経験がない場合でも、比較的稼ぎやすい仕事もあります。

今の職場で上司と上手くいかず、悩んでいる人は思い切ってフリーランスに転職することを検討してみてもいいでしょう。

全く職務経験がない場合でも、独学やスクールを利用するなどしてスキルを身に付け、フリーランスとして活躍している人もたくさんいます。

最近では、Brainやnoteなどのコンテンツ販売プラットフォームを利用して、個人が自分の知識や培ったノウハウを販売しているケースも多く、たとえ職務経験が無くてもスキルを身に付けやすい環境が整ってきています。

さらに、企業とのつながりや人脈がなくても、クラウドソーシングサイトやエージェントサービスを利用すれば、未経験でも案件獲得しやすいでしょう。

前職でのスキルが役に立つケースもあり、仮に前職が営業職だった場合は、案件獲得やよりよい条件で交渉できるために役立つこともあるでしょう。

これらのことから職務未経験でも、スキルや経験を積みやすく、前職があればその経験を活かせる可能性もあるため、フリーランスで稼ぐことも可能です。とはいえ基本的には、専門的なスキルや経験が必要になる場合が多いため、やりたい仕事が決まっているなら努力が必要になるでしょう。

フリーランスは自己管理が重要

フリーランスとしての独立を検討している場合には、どうしても自己管理が求められるため、習慣を見直すことをおすすめします。会社に属していない以上、フォローしてくれたり協力してくれる人もいません。特に、独立したばかりの頃は孤独との戦いとなる傾向が高いです。どれだけ自分を律して、優先順位を整理したりマインドコントロールできるかが肝となります。色々試しても自己管理が難しい場合には、フリーランスとして活動していくのは厳しいかもしれません。

クラウドワークスなどのサービスを利用して活躍している人やエージェントを通して活動しているフリーランスもいるため、経験者に相談したり体験談を聞いてみてはいかがでしょうか。一番よいのは、自分が無理なく活動していけることです。継続してフリーランスとして活動できる方法など視野を広く持ち、検討してみてください。

フリーランスに向いている人まとめ

フリーランスの特徴やフリーランスで働くメリット、向いている人などを中心にご紹介しました。フリーランスは個人で案件の受注から納品まで行うため、会社勤めとは異なる部分が多くあります。あらかじめ考慮しておくべきことや適性を知っておくことで、今後の動きが有利になる場面もあるでしょう。

投稿者プロフィール

廣石健悟
廣石健悟
12年の会社員経験(メーカーの機械設計など)を経てフリーライターになりました。会社員の良さ、フリーランスの良さそれぞれを実際に体験しています。記事執筆の他にインタビュー、取材(写真撮影含む)もできます。

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