フリーランスのデザイナーの仕事探しはどうすればいい?5つの探し方と用意するもの

How

フリーランスのデザイナーになりたいけど、仕事はあるの?」

「いざ、フリーランスのデザイナーになったけど、企業から仕事を受注できなくて困っている」

このようなことに悩んでいる方は多いのではないでしょうか?

いつの時代も求められるのがデザイン。この先媒体やツールが変化したとしても、デザイナーという仕事そのものがなくなることはないでしょう。

しかし、だからといってすべてのデザイナーが十分な仕事を受注できる訳ではありません。

この記事ではフリーランスのデザイナーが仕事を探すときの方法について解説しています。フリーランスを目指している方や、仕事を受注できなくて困っている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

フリーランスデザイナーの将来性について

ライターだけでなくデザイナーの仕事にも影響を及ぼしかねないAIツールの台頭。ライターと同様に誰にでもできるような簡単なデザインしかできないデザイナーは、AIツールに仕事を奪われるでしょう。

それでは、どのようなデザイナーが生き残れるのか?人間にしかできない高度で複雑、かつ情緒に訴えかけられるようなデザインができる人、あるいはAIデザインツールを使いこなせる人しか生き残れなくなるでしょう。

両者のうちいずれになるのか?あるいはいずれにもなれずに、消えていくのか?フリーランスという厳しい世界では、どのような結果になってもあなたの責任となります。

また、デザインには時代とともに移り変わるトレンドがあります。そういったトレンドを追いかけられるセンスや、日々勉強を続ける努力ができるかどうかも、デザイナーとして生き残れるかという点で大切な要素でしょう。

フリーランスは仕事をどうやって探すのか

フリーランスのデザイナーはどのように仕事を探せばよいのでしょうか?

クラウドソーシングサイト

もっとも簡単でポピュラーなのはクラウドソーシングサイトでしょう。比較的単価が安く、スキルもそれほど必要ない案件が豊富にあるため、ゼロイチを達成するには最適な方法です。発注者に対するレビュー機能や応募文のテンプレートもあるため、初心者にも使いやすいのが特徴。請求支払い時にはクラウドソーシングサイトが間に入るため、納品したのに報酬が振り込まれないという心配もありません。

ただし、クラウドソーシングサイトはあくまでゼロイチ達成の場と考えましょう。長く使っていてもそれほどスキルや実績は積み上がりません。また、クラウドソーシングサイトの利用料は売上から差し引かれます。売上のすべてが自分のものにならないというのは、納得できない人もいるでしょう。

エージェントサービス

エージェントサービスに登録すると、フリーランス一人につき一人のエージェント(担当者)がつきます。エージェントには仕事の相談ができるだけでなく、キャリアパスなど中長期的なことを相談できる場合もあります。また、エージェントサービスで紹介されている案件(求人)は比較的単価が高く、納品まで一定期間を要するものが多いのも特徴。高単価の案件を安定して受注したい場合には、一度エージェントサービスに登録してみても良いかもしれません。

紹介

フリーランスとして仕事をしていても、「仕事は人からやってくる」という基本は変わりません。ただし、これは何も努力をしなくても良い訳ではありません。普段から属性に関係なく多くの人と会うことに時間とお金を使う、初対面の人には名刺を渡す、あるいはSNSでつながる。オンライン上で会った人に名刺を渡すことはできませんが、SNSでつながることならできます。その際、拡散性の高いSNSも良いですが、ビジネスと相性の良いSNSでつながる方が良いでしょう。

このような日々の努力の結果、いつか人から仕事が舞い込んでくるかもしれません。

SNS

デザイナーは制作実績をSNSで公開するのも有効です。SNSを通じてフォロワーの方と交流し、適度に制作実績を公開する。すると、あなたへの信頼度や公開された実績の内容によっては仕事の依頼が来るかもしれません。

SNSでの仕事を獲得するのは紹介と似た要素があるかもしれません。待っていれば必ず仕事がくる訳ではなく、日々の努力により仕事が舞い込んでくることもある、という程度に捉えておきましょう。

コミュニティ

オンラインスクールの卒業生などを対象にしたコミュニティ(有料のものを含む)があります。そのようなコミュニティに所属することで、仕事を獲得できる確率が上がるでしょう。

フリーランスデザイナーは履歴書・職務履歴書・ポートフォリオを作るべき

応募するクライアントにもよりますが、フリーランスだからと言って履歴書や職務経歴書が不要な訳ではありません。履歴書や職務経歴書は基本的に一度作れば使い回せるもの。これらの書類を求められた時にさっと提出できるように準備しておきましょう。

ポートフォリオは必ず必要になるため準備しておく必要があります。最新の実績を反映してメンテナンスを怠らないようにしましょう。

フリーランスのデザイナーとして独立する時の注意点

フリーランスのデザイナーとして独立するには、どのような点に注意すれば良いのでしょうか?

会社員として経験を積んでから独立

オーソドックスなのはデザイナーとして会社員の経験を積んでから独立する方法です。知識やスキルはもちろんのこと、実務経験があるため独立してもすんなり仕事ができるでしょう。また、お客さんがついてきたり、もともと勤務していた会社から仕事をもらうなど前職で得たリソースを最大限活用できます。

抱えている案件の量や社内のリソースにもよりますが、勤務していた会社との関係が悪くない限りはある程度安定して仕事を獲得できるでしょう。

ただし、勤務していた会社は、フリーランスとなったあなたに必ずしも仕事を提供する義務はありません。業績や社内の事情によりいつ仕事がなくなるかもしれない、という危機感は持っておきましょう。

未経験から参入する場合はスクールを活用

中には未経験からフリーランスのデザイナーになりたい方もいるでしょう。そのような場合はスクールに通うと手っ取り早く基礎的な知識とスキルを身につけられます。スクールによっては10万円以上という高額な授業料が必要な場合もあります。授業など中身が伴っていれば問題ありませんが、中にはそうでない場合もあるでしょう。卒業生の口コミなどを参考に、信用できるスクールなのかきちんと吟味しましょう。

実戦の場が一番大切

会社員としての経験やスクールで学ぶことも大切ですが、一番大切なのは実践の場です。実際にクライアントから案件を受注して、納品して検収を上げてもらう。この一連の流れを何度も経験し、作品のクオリティを上げたり、より良いクライアントを探したり日々改善が必要になります。

フリーランスはサバイバルの世界で生きています。どれだけ稼ぐか、生き残れるかどうかも自分次第です。そのような環境のため、改善できない人はフリーランスとして仕事をするのは難しいでしょう。希望する条件の仕事は、自分の力で勝ち取るものです。

まとめ

この記事ではデザイナーの仕事獲得方法について解説してきました。デザイナーの仕事がなくなるとは考えにくいものの、AIデザインツールの台頭などレベルの低いデザイナーの存在意義が揺らいでいるのは事実です。デザイナーとして生き残りたいなら、人間にしかできないデザインスキルを身につけるか、AIデザインツールを使いこなせるようになりましょう。

仕事を獲得するにはクラウドソーシングやエージェントサービス、人からの紹介やSNSからの紹介があります。いずれも待っていれば仕事を獲得できる訳ではないので、日々努力しましょう。この記事で紹介した方法はデザイナーだけでなく、エンジニアなど他のWeb系職種のフリーランスにも当てはまります。

最後は実戦の場での改善が大切になってきます。

投稿者プロフィール

廣石健悟
廣石健悟
12年の会社員経験(メーカーの機械設計など)を経てフリーライターになりました。会社員の良さ、フリーランスの良さそれぞれを実際に体験しています。記事執筆の他にインタビュー、取材(写真撮影含む)もできます。

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