おすすめの副業は?2024年最新版副業10選をランキング形式で解説

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昨今、日本の会社独自のシステムである年功序列や終身雇用が崩れつつあります。会社員であっても一生安泰の時代ではなくなったのです。

しかし、今さら別の仕事をゼロから始めるのも難しいでしょう。

そこでおすすめなのが副業です。この記事では副業のメリットやはじめ方、そしておすすめの副業をランキング形式で解説しています。

将来を見据えて会社の仕事とは別にキャリアを積みたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

副業でフリーランスを始めるメリット

副業とはいえ、仕事の内容や報酬の獲得方法はフリーランスと同じです。ここでは副業でフリーランスをはじめるメリットを解説します。

やりたいことをやりたいようにできる

一つ目のメリットは、やりたいことをやりたいようにできることです。

会社の仕事は基本的に自分で選べないため、今やっている仕事が実はそれほど好きでない方も多いでしょう。

運よくやりたい仕事の担当部署に配属されたとしても、仕事を進めるうえで会社や上司の意向を無視するわけにはいきません。

しかし、副業なら自分のやりたい仕事を自分で選べます。また、納期に間に合いさえすれば自分のやりたいように進められるのです。

安全に独立や起業を目指せる

二つ目のメリットは、安全に独立や起業を目指せることです。

独立や起業を目指して副業をはじめる方もいるでしょう。何が起こるかわからない現代、将来を見据えていたとしても副業からはじめるのは正解だと思います。

副業であれば失敗すれば撤退すればいいですし、成功すればたくさん稼げます。そして、いよいよ独立できるという確信を得てから会社を辞めればいいのです。

人と関わらなくてもいい

三つ目のメリットは人と関わらなくていいことです。

副業の仕事の中には、PCがあればできるような仕事も数多くあります。

そのため、受注、作業実施、納品と一切人に合わずに完結することもあるのです。

会社の仕事が嫌、という人の中には人と接することを煩わしく感じる方もいるでしょう。

副業の仕事は納期さえ守ればあとは好きなように進められるため、人と関わりたくない方にも最適なのです。

副業フリーランスになる方法やコツ

副業フリーランスになるには、どのようにすればいいのでしょうか?また、コツはあるのでしょうか?

専用ソフトやツールを揃える

まず必要なのは、専用ソフトやツールを揃えることです。一口にPCと言っても仕事によって必要なスペックが異なります。また、プログラマーや動画編集など専用ソフトが必要な仕事もあります。

もちろん専用ソフトやツールを揃える前に、どのような仕事をするのか決める必要があります。

副業ですので「自分にはできない」と思えばすぐに辞めればいいだけです。しかし、最低限の専用ソフトやツールを揃えるのもタダではありません。そのため、仕事内容や適正などを事前に調べて、出来そうな仕事ややりたいと思える仕事を選びましょう。

クラウドソーシングサイトで実績を作る

必要なものを揃えたら、クラウドソーシングサイトで案件を獲得しましょう。

クラウドソーシングサイトには比較的簡単な初心者向けの案件が数多くあります。「実績を積むため」と割り切って、多少単価が安くても何かしら実際に仕事をすることが大切です。

しかし、クラウドソーシングサイトでは、ただでさえ安い作業単価からさらに手数料が引かれます。ある程度経験を積んだり、あるいははじめから業務経験がある場合は、直接契約や人からの紹介案件獲得を目指しましょう。

専門スキルを身につける

副業はただやっていれば専門スキルが身につくわけではありません。今やっている本業の仕事でも、業務時間外の自己投資に時間とお金を使ってきたことを考えれば分かると思います。

そのため、書籍で勉強したり同業者が集まるオンラインサロンなどに入会して、専門スキルの向上に努めましょう。本業と同様に専門スキルを身に着けないと、なかなか作業単価が上がりません。

副業フリーランスの職種ランキング

数ある副業フリーランスの職種の中から、どのような職種を選べばよいのでしょうか?

ここでは、以下の観点からおすすめ職種ランキングを作成しました。

用意するもの

作業単価

専門性の高さ

それぞれを5点満点で評価し、合計金額の高い職種から並べました(表1)。

表1.副業フリーランス おすすめ職種ランキング


総合順位

用意するもの

作業単価

専門性の高さ

合計点
システムエンジニアプログラマー1・PC(ハイスペック)・専用ソフト510,000円/月程度〜5高い515
動画編集2・PC(ハイスペック)・専用ソフト55,000円/件程度〜4高い514
CADオペレーター2・PC(ハイスペック)・専用ソフト51,500円/時間程度〜4高い514
デザイナーイラストレーター4・PC・専用ソフト44,000円/件程度〜4やや高い412
翻訳5・PC・辞書3100円/件程度〜3高い511
カメラマン6一眼レフカメラ、あるいはミラーレスカメラ410円/枚程度〜2やや高い410
ライター7PC3500円/記事程度〜3普通39
せどり7・PC・梱包資材3100円/個程度〜3普通39
ブログアフィリエイト9PC310円/件程度〜2普通38
SNS運用代行9スマートフォン21,000円/月程度〜3普通38

基本的には報酬の高い仕事ほど専門性が高く、用意するものも多い傾向にあります。

それぞれの職種について、特徴やポイントについてもう少し掘り下げて解説していきます。

システムエンジニア、プログラマー

ランキング上位に毎年常連なのが、システムエンジニア、プログラマーです。他のフリーランスの職種に比べ、比較的案件ごとの単価が高い傾向にあり、高収入を狙いやすい職種といえます。

システムエンジニア、プログラマーの場合には、パソコンがあればどこでも仕事ができるのが特徴的です。場所や働き方を問わないことも相まって、チャレンジしたいと考える人は多いようです。さらに、プログラミングができる人材は年々ニーズが高まっており、フリーランスとして働く場合、仕事を比較的見つけやすいのもおすすめできる理由のひとつです。ただし、注意点として高単価案件を引き受ける場合には、クライアントもある程度の実績やスキルを求められることが多いです。例えば、扱える言語やポートフォリオをチェックされますが、双方の折り合いがつけば、月収40〜60万円程度を狙うこともできるでしょう。気になる年収に関しては、伝手や紹介なども重要になりますが、個人の能力で差はあるものの500万弱〜750万円程度が相場と考えられています。時間をかけて実績を積み重ねて、より高い報酬を狙ってみてください。

動画編集者

フリーランスといえば、ユーチューバーなど人気動画編集者をイメージする人も多いでしょう。YouTubeやインスタなどは、登録者数及び視聴回数に応じて、広告収入やアフィリエイトが収入として入ってきます。動画を頻繁に投稿するユーチューバーは、人によっては毎日投稿を上げて再生回数を増やしています。過去には子供がなりたい職業ランキングでも上位に入るなど、子供も憧れる職業となっています。

動画配信の場合、顔を晒す傾向にあるため、裏方で動画配信者を支えたい人の場合には動画編集者もおすすめの業種です。

気になる年収については、配信している動画配信者との契約内容にもよりますが、人によっては800万円程度の方もいます。人気動画配信者と契約を結んでいる人は、一つの動画編集だけでも高単価な案件として任されることがあります。より質の高い動画編集の実績やスキルをアピールできれば、高単価案件を獲得できる可能性は高まります。

CADオペレーター

CADオペレーターとは、建築業における主な設計業務として設計補助を担当しています。例えば、CAD図面をコンピューター上で編集や修正を行ったり、手書きの図面をCADでトレースしていく作業なども含まれます。特に専門用語が飛び交う職種のため、CADを使いこなせるだけでなく図面を理解したり、指示を正確に汲み取る力も求められるでしょう。

建築業界は在宅で仕事ができないイメージがありますが、CADオペレーターの場合にはチームでの仕事ではあるものの、パソコンがあれば仕事をすることが可能です。さらに、図面に関わる作業だけでなく、文書作成や電話対応などの事務を担当することもあるため、基本的なWordやExcel、PowerPointなども使える人は有利になります。補助や事務作業に興味がある方は、ぜひ興味がある方は、挑戦してみてください。

Webデザイナー

近年副業として耳にすることが多くなった職業がWebデザイナーです。未経験可能!誰でも挑戦できる!など、SNSなどで目にしたことがあるのではないでしょうか。たしかにWebデザイナーは、経験がなくても挑戦することができますが、安定した収入を獲得するまでには時間がかかる傾向にあります。

主な仕事内容は、取り引きしているクライアントからWebサイトの希望デザインをヒアリングし、プロダクトデザインや見た目の美しさ、ユーザー目線でのサイト制作を行っていきます。気になる平均年収は、個人差はあるものの、290〜450万円程度だと考えられています。Webデザイナーとして勤める会社員の平均年収とあまり変わりませんが、時間や場所を問わず働ける自由さを求めて転身している人もいます。さらに、年収が600万円〜1000万円プレイヤーを目指すこともできるため、未経験からチャレンジできる仕事の中でも夢のある職種といえます。会社員では年収が伸び悩むため、フリーランスとして自分の力を試したい方には、おすすめできる職業の一つです。

翻訳

なかなか注目されませんが、翻訳を副業にしている人も少なくありません。翻訳には、大きく「実務翻訳」「出版翻訳」「映像翻訳」の3種類に分けることができます。

実務翻訳はビジネス翻訳とも呼ばれ、ITや経済、金融、医療などの文書を翻訳します。業界の専門知識や専門用語についても理解しなければいけないことも多く、プレスリリースやマニュアル、マーケティング文書などの翻訳を担当することもあります。法律系の仕事を扱うこともあり、特許関連文書や契約書などを翻訳することもあります。

出版翻訳は、海外ですでに出版されている書籍や雑誌を翻訳します。フィクションとノンフィクションで分けられることが多く、主に出版社などがクライアントとなり依頼を受けて仕事をこなしていきます。

駆け出しの翻訳者の場合には、ベテラン翻訳者の下訳になる傾向があります。上訳・本訳ができるようになれば、ラベルと呼ばれる「和訳:〇〇」に自分の名前が残るため、やりがいを感じやすい仕事です。

映像翻訳は、海外の映像作品を日本語に翻訳する仕事です。一般人が一番目にする翻訳で、誰が見ても理解できるような字幕と吹き替え、元の音を残しながら日本語の字幕や音声を同時に流すボイスオーバーと呼ばれる3種類の仕事を担当しています。

カメラマン

副業で活躍するカメラマンは、カメラを使って写真撮影を行っています。本業は全く違うジャンルで勤めている方が多く、休日のイベント撮影や 商業撮影、家族写真などのポートレート撮影などを担当している人が多いです。

カメラマンの場合には、お客様と直接お会いする仕事のため、他の仕事よりもスケジュール管理能力や接客力が求められます。

Webライター

Webデザイナーと同じく未経験でも挑戦しやすい職種がWebライターです。ライターもパソコンがあれば場所や時間を問わず、自由に仕事を行えます。自分が担当する担当するジャンルを選択することができ、商品モニターやエッセイ、人気観光地まとめ、豆知識系など新規執筆からリライト作業、インタビュー記事などチャレンジできる内容は多岐にわたります。単価が低いものをコツコツとこなしていくため、本業がありつつ副業としてWebライターをこなしている人も多いです。

気になる収入ですが、平均単価は1文字単位で設定されており、1文字1.0円や1記事3000円などで設定されることが多いです。紹介や伝手がない初心者は、誰でも仕事を探すことができるクラウドサービスなどを利用しています。最初は相場よりも低い1文字0.1円〜0.5円以下という案件などをこなし、時間をかけて経験と実績を積んでいきます。

仕事の流れを理解しつつ、1文字あたりの単価をアップできれば高収入に繋げられます。さらに、SEOの知識を身に付ければ、よりクライアントからの評価を頂けて1文字1.5円〜4.0円で仕事を請け負えることも夢ではありません。

せどり

せどりは、安く仕入れた商品を仕入れた価格よりも高く販売し差額分で利益を得るお仕事です。元々はいらなくなった玩具や本などで利益を得ている人が多かったですが、効率よく収入を得るためには、高く売れそうな商品を安く仕入れることが必要です。目利きが重要となりますが、海外のAmazonやeBayなどで日本ではまだ売られていない商品を安く仕入れて、日本で売るケースが最も多いやり方です。ただし、安く仕入れられたとしても在庫を抱えてしまうリスクがあることは覚えておきましょう。

ブログアフィリエイト

ブログ・アフィリエイトは、自身のブログで記事を書き、読者がブログに設置してある広告を経由して商品やサービスを購入した際、成果報酬で収入を得る副業です。

すぐに利益を生み出すことは難しいですが、ニーズをとらえ戦略に基づいた記事を書き続ければ、収入に繋げられるでしょう。ブログの解説は誰でも気軽に開設できるものの、稼ぐまでに苦労するため、できればSEOなどの知識を得ておくことをおすすめします。継続力がある人に向いている副業です。

SNS運用代行

SNS運用代行とは、主に企業や個人が運営しているソーシャルメディアアカウントを別の人に委託し、コンテンツ投稿をはじめ細かいフォロワーとのやり取りなどを代行するお志保とです。

委託先には、SNSアカウントが運営に慣れている人が選ばれやすく、企業であればブランドのニーズや効果的な情報発信をし続ける必要があります。こちらは専門的な知識に加え、リサーチ力や適切なコンテンツを作成する能力が求められます。

副業フリーランスで気をつけるべきこと

副業フリーランスとして活動するには、どのようなことに気をつければいいのでしょうか?

勤務先の就業規則

はじめに気をつけるのは勤務先の就業規則を確認することです。日本には会社員の副業を禁止する法律はありませんが、就業規則で副業が禁止されていればそちらに従うことになります。

明記されていなければ、人事や総務に確認するようにしましょう。

公務員は会社員と違い、法律で副業が禁止されています。現在、公務員の方が副業をしたい場合には、副業が許可されている民間企業に転職するしかありません。

報酬の相場金額

ランキングで示した作業単価は、その職種の中でも比較的低いものを採用しています。しかし、中には報酬の相場を知らない副業初心者をだますため、著しく低い作業単価で募集している案件もあります。

クラウドソーシングサイトではじめて案件を獲得するときも、似たような案件と報酬を比較して相場金額にあった案件を獲得するようにしましょう。

確定申告とインボイス制度

副業であっても事業所得が年間(1月〜12月)20万円を超える場合には確定申告が必要になります。あくまでも所得ですので、売上(収入)と間違えないようにしましょう。経費を加味して利益が20万円以下であれば確定申告の必要はありません。

また、2023年10月からインボイス制度がはじまります。インボイス制度では事前登録した事業者に個別の番号が与えられます。クライアントが消費税額控除を受ける場合には、インボイス制度に事前登録した副業フリーランスに仕事を発注する必要があります。

まとめ

この記事で副業のメリットやはじめ方、そしておすすめの副業をランキング形式で解説しました。ランキングでは必要なものや、作業単価、それに専門性の高さを基準に評価しましたが副業で大切なことは続けることです。

続けるためには目先の収益や第三者が思うようなカッコ良さに流されず、自分がやりたいと思うことが大切です。

ぜひ、自分にとってやりがいのある副業を見付けて、働きがいのある人生を送ってください。

投稿者プロフィール

廣石健悟
廣石健悟
12年の会社員経験(メーカーの機械設計など)を経てフリーライターになりました。会社員の良さ、フリーランスの良さそれぞれを実際に体験しています。記事執筆の他にインタビュー、取材(写真撮影含む)もできます。

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